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2019.5/27
6月14日より黒沢清監督、前田敦子主演の映画「旅のおわり、世界のはじまり」が公開されます。
戦時中に日本人捕虜が建設に関わったナボイ劇場が70周年を迎えたことを記念した両国の国際共同製作作品として作成された映画で、
黒沢監督がウズベキスタンに1か月丸々滞在し広い国土を存分に使ってロケ撮影されています。
あらすじ
心の居場所を失ったら?扉を開くカギはここにあるー
テレビリポーターを務める葉子(前田敦子)は巨大な湖に潜む”幻の怪魚”を探すために、番組クルーとともにかつてシルクロードの中心地として栄えたこの地を訪れた。
夢は、歌うこと。その情熱を胸に秘め、目の前の仕事をこなしている。
収録を重ねるが、約束通りにいかない異国のロケで、いらだちを募らせるスタッフ。
ある日の撮影が終わり、一人街に出た彼女は、聞こえてきたわずかな歌声に誘われ美しい装飾の施された劇場に迷い込む。
そして扉の先で、夢と現実が交差する不思議な経験をする。
彼女が旅の果てで出会ったものとは...?
歌いたいという夢を持ちながらも、テレビレポーターという目の前の仕事を日々こなしている葉子。
心に迷いを抱えて生活している中で情熱も失われ始め、昔のように心の底から歌を歌えなくなってしまいます。
ウズベキスタンに来てもこなすだけの仕事をする毎日、現地の人とも交流するでもなく異国の地で心を開かず常にきょどってます。
しかしある日歌声に誘われてたどり着いたナボイ劇場で不思議な体験をし、心の奥底で凍り付いていた感情が甦っていきます。
自分の進みたい道から次第にずれていってしまっているということをわかりながら、どうにもできずに時間だけが過ぎていく・・・
そういった焦燥感は誰にも似たような経験があるんじゃないかと思います。
そういった状況は本当にちょっとした体験や出会い、他人の言葉がきっかけで答えが見つけられるのではないでしょうか?
情熱を取り戻し夢を追いかけるのか、または新たな進むべき道を発見するのか。
皆さんも葉子に自分を重ね合わせて映画を鑑賞してみては?
映画の中では雄大なシルクロードの風景や熱気のあるバザール、メドレセや路地裏の埃っぽい雑踏も映ります。
ウズベキスタンに行ったことがない方々はそちらも注目ですよ♪
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